取っ手に思わず目が行ってしまうこのグラス。
「綺麗だな〜。」
このグラスに一目惚れした私は、山梨県山梨市三富川浦へ行ってきました!

山梨県山梨市三富川浦へ

このグラスを制作されているのが、長町三夏子さんです。

長町さんは、美術が好きな両親の影響もあり、美術に自然に興味を持ちました。高校ではモダンクラフト科を専攻。油絵、陶芸、染つ織、ガラス細工など工芸全般を学びます。その中でも特に夢中になったのがステンドグラス。「ガラスのキラキラしているところに女心をくすぐられました。」と長町さん。

しかし、ステンドグラスの材料としてアンティーク系の板ガラスを買おうとすると、ちょっとお洒落な板ガラスはどれもこれも高価。。。「こんなに高いんだったら、板ガラスを自分で作ろう!」と思い立ち、ステンドグラスと吹きガラスの両方が学べる近畿大学に進学します。

大学に進学した長町さんは、「めっちゃ楽しかった!」と吹きガラスに夢中の4年間を過ごします。

長町さんの作品

芸術の国「フランス」へ

大学を卒業後、尊敬していたガラス職人に師事しガラス作りを3年間学びます。その後、「作品に深みを出したい。様々な美術・芸術に触れてみたい。」という気持ちが強くなった長町さんは、渡仏することを決意。フランスへ旅立ちます。

フランスに到着した長町さん。フランス人のガラス職人を紹介してもらい、ガラス制作のアシスタントを始めます。その後も、様々なガラス職人のアシスタントを務めました。

どのようにして、ガラス職人を探すんですか?と尋ねたところ、「いいとも方式ですね」と笑いながら話をしてくれた長町さん。どうやら、アシスタントを務めたガラス職人に、他の職人を紹介して欲しいと話をして紹介してもらったり、展覧会などで見かけたガラス職人に、アシスタントをするので住み込みで働きたいと話してアシスタントを務めて居たそうです。

また、日本人は器用で真面目。さらによく働いてくれるとのことから、とても評判が良くどの職人からも重宝されたそうです。そんな生活を1年半ほど続け、日本へ帰国します。

フランスではどんなことが身につきましたか?とお聞きしたところ、「度胸と行動力がすごく身に付きました。」と長町さん。見知らぬ土地、見知らぬ人、全て自分一人で切り拓いていかなければならない日々が、長町さんを強く逞しく成長させてくれていました。

日本へ帰国。工房OPENへ

長町さんとご主人でOPENした工房「GLAS ESPACE」

日本へ帰国した長町さん。前回の渡仏はワーキングホリデーのビザで渡航していた為、次は本格的にフランスで活動したいとの想いからアーティストビザを取得。今後、海外で活動する為の土台として、ご主人(伊藤周作さん:ガラス職人です)と現在の工房「GLAS ESPACE」をOPENします。

ぽわにえ誕生!

こちらが最初に誕生したぽわにえ。「ぽわにえ=Poignée」フランス語で「取っ手」と言う意味です。ぽわにえの最初のお名前は、「取っ手に目がいく」でした。

取っ手に特徴はありますが、まだ現在の取っ手とは違います

ぽわにえを制作するにあたり、お手本などは特になく、純粋にお洒落な可愛いグラスを作りたいとの想いから試行錯誤を重ねるうちに現在のぽわにえが誕生しました。「ハンドメイドならではの強みを生かして既製品には生み出せない、凝ったもの、世の中に無いものを生み出していきたいです。」と長町さんはお話ししてくれました。

ぽわにえはとても軽い

私がぽわにえを持ってみた第一印象。軽いです。最初持ったときにプラスチックなのかなって思ったぐらい軽いです。長町さんに、そのことをお伝えしたところ、僕と同じように、グラスを指で「コンコン」やる人がいるそうです。「綺麗で美しい」にこだわる為に、薄いガラスで制作されているとのことです。

ポワニエ制作風景をのぞいてみました

工房の中。色々な窯や道具が置いてあります

この工房に置いてある窯は、長町さん夫婦で組み立て作り上げたそうです。

使用する道具

全てはここからスタート!溶解炉から吹き竿でドロドロとしたガラスを巻き取りながら取り出します。この溶解炉の電源は24時間365日入れっぱなしだそうです。

溶解炉の中、メチャクチャ熱そうです。。。

溶解炉からガラスを巻き取って吹き竿につけたら、再加熱炉に入れて温める。

ガラスに色をつける為に、色ガラスを付けます。

膨らむ前のガラス。これからこのガラスを膨らませながらグラスの形を作っていきます。

「洋ばし」と言われる道具で、ガラスの形を整えます。

「紙りん」(新聞紙を重ねて折り、水を十分に浸透させたもの)を使用しガラスの形状を整えていきます。ガラスが大きくなってきました。

飴細工のようにやわらかいガラスを卵型に整えていきます。段々と、形ができてきました。

「洋ばし」で、ガラスの形を整えます。

「口切バサミ」を使って、グラスの口を作っていきます。

「パファー」という道具を使用して、息を吹き込んでグラスの形を作っていきます。

グラスができてきましたね。

グラスの取っ手を作っていきます。写真は色ガラスを付けている場面。

ガラスを整えながら伸ばしていきます。

取っ手を丸くしていきます。

グラスと取っ手をくっつけます。完成まであと少し!!

最後に竿から切り離し、底部の凹凸をバーナーでなめらかにします。ゆっくりとガラスを冷ましていく除却路に入れて、完成です。

ぽわにえのご紹介

すべて手づくりなのでひとつひとつ形や色味、大きさが異なります。手づくりならではの表情をお楽しみください。耐熱ガラスではございませんので、電子レンジ、熱湯、食洗機は不可となります。冷たい飲み物専用としてお使いください。

ぽわにえ ruby × ciel

ぽわにえ cobalt x topaz

ぽわにえ citron green x ruby

ぽわにえ apliccot x ciel

ぽわにえ opal white x aurora ruby

材質 ガラス
サイズ(目安) 口径7.0cm×幅11.0cm×高さ7.5cm
価格(税込) ¥4,100
支払い方法 クレジットカード・銀行振込み
送料(税込) ゆうパック:全国一律680円 / 買い物合計金額15,000円以上の場合は送料無料
発送予定 ご注文日から2~3日以内
備考 写真の色はディスプレイの環境によって実物と若干異なる場合があります。
カラー

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